Hand / Leg / Elbow / Knee

肘・膝・手、足首の痛みでお困りの方に。

主な症状

テニス肘・ゴルフ肘・腱鞘炎・膝痛・手・足首の捻・腓骨神経麻痺

関節痛で悩み、病院に行って痛み止めや湿布をもらう方々がたくさんいらっしゃいます。痛み止めや湿布は対症療法で根本的な解決にはなりません。
痛い部位だけ施術をしても、痛みが低減するのはその時だけで、時間が経つと戻ってしまいます。

姿勢を正して関節の負担を低減させることが非常に重要になります。

手・足の痛み

テニス肘・ゴルフ肘

テニス肘・ゴルフ肘

テニス肘は「上腕骨外側上顆炎」と言われる肘の外側の痛みの総称で、ゴルフ肘は「上腕骨内側上顆炎」と言われる肘の内側の痛みの総称です。

長期に渡って肘の外側・内側の筋肉を使い過ぎたことにより、肘の外側・内側から前腕にかけて炎症が起こって痛みを生じる病気です。最近ではパソコンやスマホの操作などのしすぎで起こることもあります。

整形外科的テストは3通りあります。

トムセンテスト
患者様の肘を伸ばしたまま手首を上に反らした状態で、術者が手首に下向きの力を加えた時に痛みを生じるかを確認します。

チェアテスト
椅子を持ち上げるときに、肘の外側に痛みを生じるか確認します。

中指伸展テスト
術者が患者様の中指を下向きに押したときに、患者様が中指を上に持ち上げようとしたときに、肘の外側に痛みを生じるか確認します。

当院では肘にアイシング、超音波治療器、キネシオテーピングなどを施します。さらに体のバランスを考えて筋膜療法や矯正によって肩甲骨・肩関節・肘のねじれを取り除き、肘の負担を和らげます。

腱鞘炎

腱鞘炎

筋肉を分類すると「筋腹」と「腱」があり、筋腹とは筋肉の膨らむ部分です。腱とは筋腹の先の部分で一般的にスジと呼ばれる部分です。そしてこのスジ(腱)が骨に付着しています。それで筋肉(筋腹)が縮むと関節が曲がるわけです。

指にも手首から指先にかけて「腱」が存在します。そして「腱」は骨から離れないようにところどころバンドのような組織「腱鞘」で押さえられていて、指を曲げ伸ばしするときには、「腱」が「腱鞘」のトンネルの中を往復するように移動します。使いすぎや血行不良が原因で「腱」が厚くなったり硬くなったりして「腱鞘」とこすれ合って炎症が起こり腱鞘炎になってしまいます。

さらに腱鞘炎が進行すると「ばね指」と呼ばれる症状が出てきます。注意したいのは、たかが腱鞘炎と放置してしまうことです。
放置して病気が進行してしまうと、治療をしても関節が固まって伸びなくなることがあるので、悪化する前に早めに施術することをお勧め致します。

膝痛

膝痛

膝の痛みの原因はさまざまで、たくさんの病名があります。すべて記載しておりませんが代表的なものを掲載します。

変形性膝関節症

老化が原因により関節軟骨が弾力性を失い、関節が変形することで、痛みが出る症状です。骨折、靱帯や半月板損傷などの損傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することもあります。

初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが正座や階段の昇降が困難となり、末期になると安静時にも痛みがとれず変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。

半月板損傷

半月板は膝の間にある軟骨の板で内側・外側にそれぞれがあり、クッションとスタビライザーの役割をはたしています。これが損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じたりします。ひどい場合には、膝に水がたまったり、急に膝が動かなくなるロッキングという状態になり、歩けなくなるほど痛くなります。スポーツなどの怪我から生じる場合と、加齢により傷つきやすくなっている半月板が損傷する場合があります。
スポーツでは、体重が加わった状態でのひねりや衝撃によって半月だけが損傷するものと、前十字靱帯損傷などに合併して起こるものとがあります。
半月板は加齢に伴い変性するので、40歳以上ではちょっとした外傷でも半月損傷が起こりやすくなります。
原因が様々であるため、損傷の形も様々で形態により変性断裂、水平断裂、縦断裂、横断裂に分類されます。損傷の状態によっては放置すると、さらに関節軟骨を傷めることもあります。

膝靱帯損傷

スポーツや事故などで大きな力が膝に加わった時に、その外力の方向に応じて靭帯損傷を生じます。
一般に外反強制により内側側副靭帯が、内反強制により外側側副靭帯が損傷し、また脛骨上端の前内方に向かう外力で前十字靭帯が、後方への外力で後十字靭帯が損傷します。最も頻度が高いのは内側側副靭帯損傷です。外側側副靭帯を単独で損傷することは非常に稀です。非常に強大な外力を受けると複数の靭帯に損傷が及ぶこともあります。
受傷後3週間くらいの急性期には膝の痛みと可動域制限がみられます。しばらくして腫れが目立ってくることもあります。急性期を過ぎると痛み、腫れ、可動域制限はいずれも軽快してきます。しかしこの頃になると損傷部位によっては膝の不安定感が徐々に目立ってくることがあります。不安定感があるままに放置しておくと、新たに半月板損傷や軟骨損傷などを生じ、慢性的な痛みや腫れが出現します。

膝離断性骨軟骨炎

関節の中に軟骨が剥がれ落ちてしまう障害で、成長期の小中学生の約2:1で男性に多く10歳代に多く発症します。成長期のスポーツで、繰り返されるストレスや外傷により軟骨下の骨に負荷がかかる事が原因と考えられています。血流障害により軟骨下の骨が壊死し骨軟骨片が分離、遊離します。
初期では軟骨片は遊離せず、不快感や鈍痛の程度ですが、関節軟骨の表面に亀裂や変性が生じると疼痛も強くなります。骨軟骨片が遊離すると引っかかり感やズレを感じ、大きな骨軟骨片が遊離すると膝の中でゴリッと音がする場合があります。
発育期では安静や免荷などで自然治癒することが多く、早期診断が大切です。

オスグッド病

成長期の子供がスポーツをし過ぎると発生します。
大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の力は、膝を伸展させる力として働きます。大腿四頭筋の腱は、膝の皿よりも下のすねの骨の上部(脛骨結節)に付着しています。膝を伸ばす力の繰り返しにより、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨結節を牽引するために、脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり成長軟骨部が剥離することで生じます。
この症状を改善させるためには、大腿四頭筋の緊張を弛緩させること以外に、ハムストリング筋群(太ももの裏側の筋肉)もチェックします。この筋肉が必要以上に緊張していると足を延ばすのに大腿四頭筋に負担がかかります。その場合、ハムストリング筋群を弛緩させる事が重要です。さらに追及するとハムストリング筋群の緊張は、姿勢に関係してきます。まずは矯正により骨盤を正しい位置に戻すことが、根本治療となり重要なポイントとなります。

ジャンパー膝

ジャンパー膝には「大腿四頭筋腱付着部炎」「膝蓋腱炎」の2種類があり、膝蓋腱や大腿四頭筋腱の炎症で痛みを発症します。多くはスポーツでジャンプ動作を長時間繰り返したり、キックやダッシュなど走る動作を繰り返したりするなど、膝を酷使することにより起こるスポーツ障害です。また、成長期では、骨と筋肉の成長スピードが異なるため、骨に筋肉が引っ張られるため同様に障害が起こります。
オスグッド病と似ていますが、痛む部位が違います。しかし、施術法の考え方はオスグッド病と同じで、ハムストリング筋群を弛緩させる事が重要です。ハムストリング筋群の緊張は、姿勢に関係し、矯正により骨盤を正しい位置に戻すことが、根本治療となり重要なポイントとなります。

鵞足炎がそくえん

鵞足炎はランニングによる膝障害の代表であり膝の内側が痛くなります。半膜様筋、薄筋、縫工筋といわれる腱が集まって、脛骨内側に付着しています。膝の曲げ伸ばしの時に、これらの腱は大腿骨の内顆や脛骨内顆とこすれ、また腱同士の間でもこすれ合いがおこります。
このようなこすれ合いが強くおこり、多い回数繰り返されることで、腱の周囲を包む腱鞘や複数の腱の間の滑走を助ける滑液包に炎症が生じて、腫れや痛みを感じます。

腸脛靭帯炎ちょうけいじんたいえん

この症状は鵞足炎が内側なのに対して、反対の外側に痛みが出る症状です。外側には名前のとおり腸脛靭帯という靭帯がありそれが炎症を起こして痛みが発症します。
原因は鵞足炎同様に長時間のランニングなどで、大腿骨の外顆や脛骨の外顆とこすれあって、腫れや痛みを感じます。

手・足首の捻挫

手・足首の捻挫

捻挫とは呼んで字のごとく「捻る(ひねる)」「挫く(くじく)」ことです。関節に不自然な強い力がかかって、靱帯が損傷した状態を指します。足首、手首、指の付け根、肩、ひざなど、関節のある部分ならどこでも起こりえます。

手首捻挫

手首の全体を安定化させているのがTFCC(三角繊維軟骨複合体)と呼ばれる靭帯です。手首の捻挫とはこのほぼTFCCの損傷のことを表すことが多いです。
瞬間的に体のバランスを失い転倒してしまうとき、人は反射的に手を出し衝撃を和らげようとします。この時に手首の捻挫、TFCCの損傷が起こりやすいため、手首の捻挫は特定のスポーツでというより、全てのスポーツで起こる怪我です。

足首捻挫

足首を内側に捻って生じる内反捻挫と、外側に捻って生じる外反捻挫の大きく2種類に分けられます。
足関節の構造上、足裏が内側に向く内反捻挫がおよそ9割を占めるといわれ、その多くは外側くるぶし周囲にある靱帯の損傷です。

腓骨神経麻痺

腓骨神経麻痺

足首と足指が背屈で出来なくなり、垂れ足(足首がだらんとなり足が垂れ下がった状態)になります。膝下の外側から足の背側にかけて感覚が障害され、しびれたり触った感じが鈍くなります。

膝関節の後ろを走行している腓骨神経が膝外側にある腓骨頭を巻きつくように走行します。その部分は皮膚のすぐ下を走行しているため外部からの圧迫の影響を受けやすいため容易に麻痺が生じます。