Waist / Hip joint

腰痛、股関節痛、殿部痛、足の痛みでお困りの方に。

主な症状

慢性腰痛・ぎっくり腰(急性腰痛)・腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・分離症(すべり症)・椎間板症・変形性腰椎症・腰椎椎間関節症・坐骨神経痛・側弯症・鼠径部(そけいぶ)痛・変形性股関節症

腰痛には3つのタイプがあります。

  • 筋肉性腰痛
  • 背骨性腰痛
  • 骨盤性腰痛

そしてさらに慢性と急性に分かれます。
また腰痛からお尻の痛み(殿部痛)や股関節痛を合併しやすく、時には足まで痛みが出ることがあります。

当院では施術前に、どのタイプに当てはまるのか問診と検査をし、腰痛の根本原因である体のゆがみを矯正します。
そして患者さまが今後、痛みや不調の起きにくい身体へと変化させるための施術プランを提案いたします。

腰・股関節の痛み

慢性腰痛

慢性腰痛

腰の痛みが3か月以上続く状態を、慢性腰痛といいます。
人間は進化し二本足で歩くようになりました。そのため生涯一度も腰痛にならない人はいないと言われているくらい腰に負担がかかる構造をしています。
痛む部位も、腰部の筋肉、関節の靱帯、椎間板、神経痛、骨盤の関節である仙腸関節など、人それぞれ違ってきます。

大抵は腰のゆがみによって偏った部位にストレスが集中して痛むことになります。また痛みの感じ方は人それぞれ違い、痛みの物質が脳にはいると神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンの放出により、痛みをまったく感じない慢性疲労の方もたくさんいらっしゃいます。

ぎっくり腰と言われる急性腰痛の方が来院されますが、実は慢性疲労でも痛みを感じない方がぎっくり腰をしています。
慢性疲労の蓄積によって『なるべくしてなった腰痛』なのです。痛みがなくても定期的にチェックしに来院する事をお勧めしております。

ぎっくり腰(急性腰痛)

ぎっくり腰

慢性腰痛でも書いたとおり、急性腰痛になる方は普段から慢性腰痛を抱えている方がほとんどです。そして慢性腰痛なのに痛みを感じていない方もいます。

ぎっくり腰になる方の多くは、日常生活の姿勢に問題があり、痛めた時には安静にして自然に痛みが収まるのを待つだけの傾向があります。 しかし、根本的な「姿勢の問題」が改善されないために、ぎっくり腰を繰り返す可能性が高くなります。

ぎっくり腰は一回痛めてしまうとクセになると思っている方が多くいますが、クセになっているのではなく慢性腰痛をきちんと治していないからぎっくり腰を繰り返します。つまり慢性腰痛の人が起こす急性症状と解釈できます。

「姿勢の問題」という根本的な問題を解決せずに、ぎっくり腰を繰り返していると、やがて椎間板ヘルニアなどの症状に発展してしまう恐れがあります。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは腰椎の骨と骨の間のクッションである椎間板の組織が外に飛び出してしまった状態です。
飛び出した椎間板が神経を圧迫することで様々な症状を引き起こします。加齢による変性、姿勢不良、激しい運動などによる負担が椎間板にかかることで発症します。
症状は、腰痛やお尻の痛み、足先に放散する痛み、シビレ、足に力が入らなくなった状態(いわゆる根性坐骨神経痛)などを訴えます。

椎間板ヘルニアの患者の場合は、施術によって血流改善や、アイシング、超音波治療器などを施し、炎症を沈下させることによって、以前の痛みの無かった元の状態に戻すことが期待できます。

そしてもう一つ、中には椎間板ヘルニアと言われている方でも、別の部位で腰痛をひき起こしているケースもあります。
もともとヘルニアでも痛みが発症せずに健康に生活している方がたくさんいらっしゃいます。その方々が腰痛になった場合、他の部位が原因であっても検査結果でヘルニアが原因と言われてしまいます。このケースでは当院の施術で劇的に回復する可能性もあります。

脊柱管狭窄症

背骨には、脊柱管と呼ばれるトンネル状の構造があり、その中を脳から続く中枢神経が通っています。この脊柱管がさまざまな原因によって狭くなることを脊柱管狭窄症と呼び、足の痛み、しびれ、歩行障害、排尿障害などの症状を引き起こします。
この病気では長い距離を続けて歩くことができません。特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。
腰痛はあまり強くないですが、少し歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、すこし前かがみになり休むとまたしびれがおさまり歩きやすくなります。

診察すると大抵の方は体全体が硬く、脊椎関節の一部の可動域が小さくなっています。脊椎関節の可動域を正常に近づけ、なおかつ足を筋膜リリースすることによって症状が改善される事が期待できます。

分離症(すべり症)

分離症(すべり症)

分離症(脊椎分離症)とは、腰椎の後方に疲労骨折を起こし、亀裂が生じることで椎体が分離してしまうものです。
腰椎は全部で5つありますが、傾斜が大きく負担がかかりやすい1番下の第5腰椎(次いで第4腰椎)で好発します。
骨がまだ成長しきっていない若年時にスポーツなどの負荷によって分離するケースが一番多いです。特に中学生くらいで腰を反る、ひねるを頻繁におこなう運動は分離症に十分注意をしなければいけません。

腰椎すべり症には、「分離すべり症」「変性すべり症」があります

「分離すべり症」は、分離症がさらに悪化し背骨の本体である椎体と関節を支えている椎弓が完全に分離してしまい、それが原因で椎体がお腹側に滑っていく症状です。

「変性すべり症」は、明らかな原因は不明ですが、多くは加齢とともに椎間板や靭帯、関節など腰椎を固定している組織が変性を起こし、それに伴って腰椎の安定性が失われ腰椎にずれ(すべり)が出現します。
そのため、分離すべり症に比べ高齢で発症し、骨などの組織が変性を起こしやすい女性に多いようです。

椎間板症

椎間板症

椎間板症は加齢やストレスなどで椎間板の髄核の水分が減少して変性が起こり、老化現象によって椎間板のクッション機能が失われ、腰痛を引き起こします。前屈時に痛みが強くなることが多い疾患です。
また、椎間板に亀裂が入り、損傷することで中の水分が抜け、椎間板が硬くなり、腰痛を引き起こすものを椎間板変性症と言います。

MRI上で正常な椎間板は白く写りますが、腰椎椎間板症では黒く写ります。

変形性腰椎症

椎間板症などでクッション性が失われ、骨同士がぶつかり合うようになると変形してトゲができます。このトゲが脊椎を走る神経を刺激して痛みが生じます。
高齢の方に多く起こりますが、性別に関係なく起こり、肥満の方、長期の重労働を行っている方に多く見られます。

この病気は主に頸椎と腰椎に起こり、変形性頚椎症と変形性腰椎症と言いますが、二つ合わせて変形性脊椎症と呼ばれます。

腰椎椎間関節症

背骨は椎骨と呼ばれる骨一つ一つが積み重なってできており、椎骨と椎骨の間にある関節のことを椎間関節と呼びます。
椎間関節は関節を包み込む滑膜と言われる膜で包まれていて、この滑膜には豊富な痛覚神経が分布しています。
この椎間関節の微細な損傷による炎症の痛みを椎間関節症といいます。

痛いのに無理をすると椎間関節の滑膜の組織に細かな異常な血管が生じ、その周りに神経が一緒になって増えて治りにくい痛みになってしまいます。
そうなる前に我慢せずに早めの施術をお勧め致します。

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫・刺激されることで痛みやしびれの症状のことを指します。
症状として左右片方のお尻から大腿、足の先まで痛みやしびれが見られ大きく3つに分類されます。

  1. 椎間板ヘルニアや脊椎神経根の圧迫などで起こる「根性坐骨神経痛」
  2. お尻の筋肉の梨状筋による神経の圧迫によって起こる「梨状筋性坐骨神経痛」
  3. 神経の圧迫が原因でないため原因は不明の「症候性坐骨神経痛」
一つ似た症状でハムストリング筋(太もも裏側)の筋膜炎があります。病院で坐骨神経痛と言われて当院に来院される方がいらっしゃいますが、比較的簡単に改善できます。

側弯症

側弯症

背骨は本来、正面から見て真っ直ぐなのが正常です。 これが側方(左右)に曲がってしまった状態の事を側弯症と言います。
先天性の背骨の奇形、神経・筋原性や結合織異常、外傷、腫瘍など、原因となるものが明らかな側弯症のほか、特に原因のないものがあり、これを特発性側弯症といい、脊柱側弯症の80%以上を占めます。

カイロプラクティックの矯正で側弯症は治らないという人もいますが、実際に当院では特発性側弯症の方を何人も正常に戻しています。
痛みには原因があり、根本原因を解析した結果、完治に至らない場合もありますが、大切な事は「問題となった原因を正しく理解する」事にあります。側弯症の方がいましたら是非試しにご来院下さい。

鼠径部(そけいぶ)痛症候群

鼠径部痛症候群

鼠径部痛症候群はグローインペイン症候群とも呼ばれ、鼠径部や下腹部に痛みが生じるものを言います。痛くなる筋肉は内転筋、薄筋、恥骨筋、腹筋群です。
当院ではその他にもう一つ、腸腰筋という筋肉に着目しています。この筋肉は股関節と骨盤の内側や1番腰椎から5番腰椎まで繋がっており、この筋肉が緊張すると腰痛の原因にもなります。逆に骨盤や腰のバランスが崩れると腸腰筋が緊張して鼠径部に痛みが出る場合もあります。

その場合当院では、筋膜リリースやストレイン・カウンタース・トレイン、マイクロ牽引法というテクニックやキネシオテーピング療法を使って対処いたしております。

変形性股関節症

変形性股関節症

股関節は、臼蓋(きゅうがい)という骨盤の丸いくぼみの中に、大腿骨頭(だいたいこっとう)という球状の骨がはまりこんだ構造をしています。臼蓋の中を大腿骨頭が色んな方向に動くことで、歩いたり、しゃがんだり、あぐらをかいたりすることが出来るのです。また、関節の表面にはツルツルの軟骨があり、それによって関節は滑らかに動くことができます。

ところが、あることが原因で徐々に軟骨がすり減ってくると、関節が滑らかに動くことができなくなり、痛みを生じるようになります。これが、変形性股関節症のはじまりです。そして、軟骨のすり減りが進んでくると関節の骨がゴツゴツと変形し、さらに強い痛みを伴うようになってきます。

この『あること』とは、筋肉のバランスが崩れることにあります。関節の運動には凹凸の法則というものがあり、筋肉のバランスが崩れることによって凹凸の法則どおりに関節面がスムーズに動かなくなってしまいます。そしてそのまま長年我慢していると変形してしまいます。
そうなる前に、早期施術で歪みを正して筋肉のバランスを整え、関節がスムーズに動くようにする事が大切となります。